お知らせ

東京文化財ウィーク2013 企画事業
シンポジウム「幻の民族学博物館 - 渋沢敬三・高橋文太郎・今和次郎・宮本馨太郎の夢の軌跡 -」

更新:2013年11月10日/掲載:2013年09月14日

【このシンポジウムは終了いたしました。】


「東京文化財ウィーク2013」の企画事業として、2013年11月10日(日)に渋沢敬三関連のシンポジウムが開催されます。

趣旨

かつて保谷にあった「民族学博物館」は渋沢敬三を中心に構想された、日本初の野外博物館であり、現在の国立民族学博物館の前身である。このことは地域の歴史、文化にとって貴重な事実であり財産である。

こういったことから、平成21年(2009年)には市民団体が「民族学博物館」跡地を示す銘板を建設、市教育委員会と共催し関連事業を行い、その後も民具展示や冊子の発行などの普及活動を続けている。しかし、今年「民族学博物館」の展示物の一部を用いた古民家も開発によりやむなく消失することとなり、この貴重な財産を未来に繋ぐ新たな方策を模索することが必要になってきている。

「民族学博物館」の建設や運営には渋沢敬三以外にも西東京市に関係の深い高橋文太郎、今和次郎、宮本馨太郎らが尽力している。奇しくも平成25年(2013年)は、渋沢敬三、高橋文太郎、今和次郎、ら3名それぞれの節目の年にあたる(*1)。そこで、これを記念する事業を行い、「民族学博物館」を歴史的に評価し、4名の業績と思いを明らかにするとともに、その現代的な意味と未来へつながる道筋を探る機会としたい。

(*1) 渋沢敬三 (1896.08.25生 - 1963.10.25没 68歳) 没後50年
   高橋文太郎(1903.01.02生 - 1948.12.22没 46歳) 生誕110年/没後65年
   今和次郎 (1888.07.10生 - 1973.10.21没 85歳) 没後40年
   宮本馨太郎(1911.07.30生 - 1979.04.12没 67歳)

事業の内容

(1) 講演会・シンポジウムの開催
(2) 市民による「民族学博物館」のイメージジオラマの作成と展示
(3) 市民による「武蔵野の民家」(民族学博物館野外展示1号)の復元模型の製作と展示
(4) シンポジウムの内容を含めた関連書籍の刊行(平成26年度以降の事業)

主催

西東京市教育委員会教育部社会教育課
下保谷の自然と文化を記録する会

事業(1) シンポジウム

「幻の民族学博物館 - 渋沢敬三・高橋文太郎・今和次郎・宮本馨太郎の夢の軌跡 -」

開催日時:
2013年11月10日(日)13:00-17:00(東京文化財ウィーク2013企画事業)

会場:
コール田無 多目的ホール *西武新宿線田無駅北口徒歩7分(Googleマップ

募集人数:
150名 *参加費無料

参加方法(申込先):
シンポジウムの参加にはお申し込みが必要です(展示のみ観覧の際は不要)。
お申し込みは、電話、またはEmailにて「西東京市教育委員会教委育部社旗教育課」までお願いします。
定員に達し次第、締め切ります。
Tel: 042-438-4079
E-mail: syakyou [ at ] city.nishitokyo.lg,jp

プログラム(演題・パネルディスカッション内容は仮題):
13:00-13:05 開会挨拶(西東京市)
13:05-13:15 趣旨説明 / 高田賢
13:15-13:55 宮本馨太郎が見た民族学博物館 / 宮本瑞夫先生
13:55-14:35 渋沢敬三と民族学博物館 / 須藤健一先生
14:35-14:45 ~ 休憩 ~
14:45-15:25 高橋文太郎と民族学博物館 / 森雅雄先生
15:25-15:05 今和次郎と民族学博物館 / 荻原正三先生
16:05-16:10 ~ 休憩 ~ <舞台設定>
16:10-17:00 パネルディスカッション「未来につなぐ」(司会:石井正己先生 パネラー:講演者全員)
17:00     閉会挨拶(西東京市)

司会:石井正己先生(東京学芸大学教授)
講演者:
・宮本瑞夫先生(立教女学院短大名誉教授)
・須藤健一先生(国立民族学博物館館長)
・荻原正三先生(工学院大学名誉教授)
・森雅雄先生(城西国際大学准教授)
・高田賢(下保谷の自然と文化を記録する会代表)
進行:亀田直美(西東京市教育委員会)

その他

シンポジウムに合わせ、同会場、別室にて民族学博物館ジオラマ・武蔵野の民家模型・関連写真パネルの展示を行う(展示のみ10:00-17:00)。

この展示は、シンポジウム前後の期間で郷土資料室、公民館などを巡回する。

リンク

東京文化財ウィーク2013 「幻の民族学博物館 渋沢敬三・高橋文太郎・今和次郎・宮本馨太郎の夢の軌跡」シンポジウム開催
〔西東京市Web - 2013年10月1日〕
http://www.city.nishitokyo.lg.jp/event/kyoiku/syakyou/sinpojiumu.html

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